授業を受けられることだけが学習塾のメリットではありません。
皆さんはどれくらい上手に学習塾を活用できていますか?
また、あなたが通っている学習塾はどのようなサービスを提供してくれますか?
こんにちは、にゃんすけ先生です。
私は学生時代から20年以上塾教育に携わり、個人塾の経営を始めてからも10年以上が経ちました。そんな私が経営する学習塾の方針をもとに、塾が学生に提供していること、学生ができる塾の活用方法を丁寧に説明していきます。
今回の記事を読んで、塾の正しい活用方法を知り、これからの目標達成のための選択肢が広げることができると思います。
1.授業時間外でも質問をする
塾は『授業をしてもらう』場所ではなく『勉強を教えてもらう』場所です。
つまり、授業以外でも質問をしても良いのです。むしろ積極的にするべきです。
- 学校の授業で分からないことがあればその日のうちに塾の先生に聞いてください
- 家で勉強して分からないことがあれば次の日にでも塾の先生に聞いてください
- 分からないなら分かるようになるまで何度でも聞いてください
塾の中には、授業外で質問をすると追加料金を取る塾もあるようですが、そのような塾ではこの活用方法が使えませんので、積極的に質問したい学生は塾の見直しが必要です。
本来、学習塾は学習に関する質問があれば授業時間外であっても教えるのが当然なのです。
学生の皆さんの要望に効率よく、平等に応えていくために、集団授業や個別授業という学生のニーズ合う方法をとっているだけです。
勉強に関する質問なら遠慮せず積極的にが塾活用のための鉄則とも言えます。
分からないことを質問に来てもらうと嬉しくなります。
質問することを遠慮してテストで失敗しないように分からないことは質問しに来てください。
余談になりますが、私の塾の生徒の中には、
授業を受講しているのは週に1時間だけど、塾に入り浸っている時間は毎週10時間以上
なんて生徒もいます。もちろん成績は右肩上がりです。
2.自習室・自習スペースの利用
学習塾は勉強をする施設であることに間違いありませんが、授業を受けることだけが勉強ではありません。
大手学習塾であれば教室とは別に自習室を設置していたり、小さな学習塾でも授業を行っていない時間は教室を自習室として開放していたりします。
塾が用意してくれている自習室や自習スペースを積極的に活用しましょう。
でも自習をするだけなら家で勉強しても同じじゃないか?
それならわざわざ塾に出かけずに家で勉強した方が良いと思う。
それがそうでもないのです。
自習室を使うことのメリットを紹介していきますので参考にしてください。
(ⅰ)集中できる環境である
もちろん家の自室でも集中して勉強ができる学生はいると思います。
しかし、学習塾での学習となればその集中度はさらに増します。
家では家族の生活音もしますし、休もうと思えば少し先にテレビもあります。
塾には勉強道具以外何もありませんし、気が散るような音もありません。
自宅よりも図書館、図書館よりも自習室の方がきっと集中して勉強できるはずです。
今よりも学習効率を上げたいのであれば塾の自習室を活用しましょう。
(ⅱ)他の学生の存在が刺激になる
自室で一人で勉強しているよりも、同じ空間内で勉強を頑張っている学生がいることでモチベーションが上がることがあります。
少し休みたくなってしまっても「あの人も頑張ってるから自分ももう少し頑張ってみよう」と思えるかもしれません。
勉強は基本的に孤独な戦いですが、勉強する仲間がいることでさらなる効率化が図れることもあるのです。
特に同じ学年のライバルが同じ空間にいればなおさら良い刺激になるでしょう。
競い合う仲間を誘って一緒に自習に出かけてみてはどうでしょうか。
(ⅲ)すぐに先生に質問できる/教材もそろっている
塾の自習室で勉強をしていれば、分からないことがあったときすぐに先生に聞くことができます。
家で学習していると「分からない、困った。」なんてことが多々あると思います。
塾の自習室で勉強をすることで、このような悩みはすぐに解決します。
たとえ先生の手が空いていなくても、塾には教材がそろっていますので、その教材を見て分からないことが解決できるかもしれません。
また、教材がたくさんそろっていることにより、いくら問題を解いても解き終わることもありませんし、自分に合った問題集を見つけることもできます。
このように、自習室という空間そのもの以外にもメリットを見出せます。
(ⅳ)自習室に出かけることで気分転換になる
家で勉強できる学生はずっと自習室を利用する必要はありません。
自室での勉強で集中が切れてしまったり、外に出て気分を晴らしたいときに自習室に出かけるのもアリです。
カフェで勉強している学生や、仕事をしているサラリーマンをよく見かけますが、まさにそれと同じ使い方です。
家に閉じこもって集中を切らすよりも、外の空気を吸って深呼吸してみるのも大切なことです。
3.学習相談・進路相談・その他相談
塾の先生はいろいろな相談に乗ってくれるでしょう。
勉強の方法に関して、進路相談に関して、悩んでいるときは塾の先生に相談してみましょう。
あなたにとってはたった一度の受験機会かもしれませんが、塾は毎年何人もの学生を受験に送り出してきています。
ですので、勉強に困ったときの解決方法や進路選択に悩んだときの解決策を熟知しているのです。
一人で悩むより、先生のアドバイスに耳を傾けてみるのも良いでしょう。
私の教室の生徒は勉強に関係ないことも相談に来てくれます。
親や学校の先生には相談しにくい、でも大人のアドバイスを聞きたい、そんなときは仲の良い塾の先生に相談できると頼もしいですね!
4.教材や過去問の利用
塾には生徒のために様々な教材がそろっています。
塾用教材も種類が様々で、学校の教科書に準拠しているもの、解説が少なく問題量が多いもの、教科書の問題よりも難易度が高いもの等それぞれの教材に特徴があります。
先生に相談してみると「あなたはこれをやると良いよ」と問題集を提案してくれるかもしれません。
また、定期テストの過去問や、入試の過去問もそろっていますので、これから受ける試験の対策勉強に使えたりします。
今のあなたにとって最も必要な教材が塾には置いてあるはずです。
私は書店に行くと必ず教材コーナーに立ち寄ります(職業病)
生徒が市販教材を買う際に相談してくれれば「キミにはこの教材が合っているんじゃないかな」とアドバイスしていますよ。
5.【まとめ】塾の活用例
このように、塾に通う目的は授業を受けることだけではありません。
同じ受講料を支払って塾に通うのであれば、できる限り活用できたもん勝ちです。
そして今回挙げた塾の活用方法は、どれを利用しても誰も損をすることがないのです。
頑張って塾を活用すればあなたの成績が上がる。
そして目標に届けば親御さんも塾の先生も喜んでくれます。
最初の一歩こそ躊躇するかもしれませんが、塾を有効活用しないなんてもったいない!
また、これらはほとんどの塾で行っているサービスであり、塾ごとにその他の取り組みや利用を案内してくれる可能性もあります。
例えば私の塾ではテスト前に対策講座を無料でおこなったり、教室が空いている際には参加自由の無料講座をおこなったりしています。無料ということもありとても好評です♪
塾の使い方の上手い・下手はとても明確に分かれます。
同じ受講料を納めていても授業だけ受けに来る生徒、塾用のLINEアカウントにガンガン質問してくる生徒、毎日のように自習・質問に来る生徒…etc
どうせなら塾生全員に塾を最大限活用してほしいと思っています。
あなたも早速明日から塾を最大限に活用してください!